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「第3回福祉技術シンポジウム」開催報告
2001年11月13日
2001年10月25日(水)10:00から、産業技術総合研究所臨海副都心センターにおいて、「第3回福祉技術シンポジウム」が、149名の参加者を得て、盛況のうちに開催されました。広い会場が一杯となり、活発な意見交換も随所で行われる意義のある会となりました。
シンポジウムは、産技連福祉技術部会の斎田真也部会長の挨拶で始まり、途中総会を挟んで、14件の一般講演、滋賀県立福祉用具センターの小嶋寿一参与の特別講演が行われました。最後に主催団体を代表して技振協の林専務理事の挨拶で閉会となりました。
同時に、国際福祉機器展では福祉技術部会のブースを設け、8件の研究課題の成果展示、福祉技術部会ホームページの紹介を行いました。来場者から活発な質問が相次ぎ、有意義な展示となりました。
総会では、国からの報告として、経済産業省産業技術環境局技術振興課産業技術総合研究所チーム長である伊藤毅志氏、商務情報政策局サービス産業課医療・福祉機器産業室長である岡倉伸治氏から、福祉技術に対する取り組みや予算に関しての説明があり、国として非常に重要視している分野であるとの言葉がありました。
交流会には50名の方が参加し、斎田部会長の挨拶に続き、後援団体の産総研の曽我直弘理事(臨海副都心センター所長)の乾杯で会が始まりました。会場のあちこちで話しの輪が広がり、まさに交流会といった様子でした。その後、斎田部会長の中締めで閉会しました。
部会長御挨拶(開会式にて)
- 「第3回福祉技術シンポジウム開催に当たって」
- 産技連福祉技術部会部会長 斎田真也
福祉技術部会の発足の経緯や、福祉技術分野の重要性、その中にあって今回のシンポジウムの企画などに関して紹介がありました。
一般講演
講演は、評価技術を始めとして、機器開発、臨床試験、さらには商品化における課題等に至るまで、実体験を基にした発表が行われました。質問も活発に出され、福祉技術に関わる方々の熱心さが伺われました。
小嶋先生の特別講演
- 「使い易い福祉機器開発の考え方」(講演要旨)
- 滋賀県立福祉用具センター参与 小嶋寿一
福祉用具の定義から説き起こされ、現在の用具開発に見られる問題点、さらには開発の際に考慮すべき事が、実例を交えて紹介して下さいました。
講演でデモをして下さった各種自助具は講演後の休憩中会場に展示され、人だかりができ大変な注目を集めていました。
国際福祉機器展の当部会ブース
国際福祉機器展という場に参加することで、8件の開発事例はもとより、福祉技術部会の活動も、多くの方々に理解して頂いたのではないかと思います。
交流会
(TIME24ビル・スカイレストラン「シーガル」にて)
シンポジウム終了後の交流会は、遠隔地から訪れた方々も交えた、貴重な情報交換の場となりました。
参加者内訳 産総研 14 国関係 3 公設試 69 企 業 31 法 人 9 福祉病院 8 学 校 10 個 人 5 計149名
ページ管理者:産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 高橋昭彦
最終更新時間:2009年06月19日 18時38分49秒