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「工業技術連絡会議福祉技術部会設立総会」「第1回福祉技術シンポジウム」開催報告

 1999年10月28・29日、設立総会及び第1回福祉技術シンポジウムが筑波研究センターの共用講堂で開催された。参加者は、国立研・通産省関係46名、公設試80名、大学7名、一般45名の計178名であった。設立総会では、事務局となる国立研の機械技術研究所(以下「機技研」)、生命工学工業技術研究所(以下「生命研」)から榎本、地神両次長の挨拶、部会設立の準備を支援して頂いた工業技術院地域技術課の高橋振興班長の挨拶、都合により出席頂けなかった中小企業庁林技術課長のメッセージ披露に引き続いて、部会設立の経過報告、運営要領案、体制案、当面の事業計画案の提案が行われ、承認された。

 福祉技術部会長に機技研の甲田首席研究官、副部会長に生命研の口ノ町人間環境システム部長が選出され、幹事は設立発起人機関から専門分野の代表者を登録してもらうこととなった。事務局は機技研、生命研が担当することとなった。

 総会後の記念講演会では、福祉機器メーカーの株式会社日本アビリティーズ社長 伊東弘泰氏から「福祉技術研究開発に望むこと-売れる福祉機器と売れない福祉機器-」と題して、実践に即した示唆に富んだ講演を頂いた。また通産省機械情報産業局医療・福祉機器産業室荒木室長、生活産業局人間生活システム企画室千野室長、工業技術院鈴木医療福祉機器技術企画官(当日欠席)及びNEDO医療福祉機器開発室栗原主任研究員から、本分野に関する政策紹介が行われた。

 翌日は同会場で、福祉技術に携わる産学官の広範な研究開発現場から、高齢者、障害者向けの製品開発や解析評価技術など16件の事例発表が行われ、熱心な意見交換が行われた。

ページ管理者:産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 高橋昭彦

最終更新時間:2009年06月19日 19時57分17秒